3Dエンブレイスという先進のテクノロジーが採用されています。内部のギヤ・ホイールによって制御されるアッパー・プーリーは、スプロケット・セットのカーブに沿って動作し、今までの機械式リア・ディレイラーになかった正確な変速や優れたパワー伝達、画期的なパフォーマンスを獲得しました。

リア・ディレイラーは、トランスミッションの中心と考えられ、グループセットの中でも最も複雑な構成部品と言えるでしょう。その最新バージョンは、今までメカニカル・ドライブトレインになかった高いレベルの洗練さを身に着けました。スプロケット・セットに最適な軌道を描いて動作する高いレベルのテクノロジーだけでなく、レボリューション11＋で既に採用されているエンブレイス・テクノロジーの進化バージョンを組み込みました。3Dエンブレイスと名付けられたこのテクノロジーは、すべてのスプロケットに対してリア・ディレイラーを垂直に動作させるだけでなく、それぞれのスプロケットに対して前後方向にも最適なポジションを維持させることが可能です。前に述べた新しいテクノロジーと12の歯を持つプーリーを備え、ひとつのリア・ディレイラーですべてのスプロケット・セットに適合します。上側プーリーとスプロケットの距離やすべてのスプロケットとのコンビネーションが最適化され、最高の変速を約束します。これによってメカニカル・シフティングの新しいスタンダードになることは、間違いありません。また、調整可能なリーチ・システムはエルゴノミクスをパーソナライズするだけでなく、その人に合ったパフォーマンスを最大限に引き出すことができます。
プーリー歯数は11Tから12Tに変更。
チェーンのばたつきを抑えるためのショックアブソーバー機構を追加。
スプロケットとアッパープーリーの距離が常に一定の間隔でスライドすることでより正確で早い変速が可能 。