冬用グローブの「面倒くさい！」を解決した使い勝手を最重視した快適グローブ

■サイズ感
身長170cm、体重65kg、普段使いのグローブMサイズを使用のYaromaiがMサイズを着用。
Mサイズで「ちょうどいいサイズ感」で、イメージとしては日本の他メーカーのサイズ感と同様です。ただし親指だけがちょっと長めです。



■使用感・おすすめポイント
通勤からトレーニング、グラベルライド、ツーリングと幅広く走る私が試作段階から何度も要望を出してきてようやく完成した使い勝手重視のグローブです。

今回こだわって私がおすすめする点はこの2つ。

１．グローブを着脱しなくてもスマホの操作ができる指出し穴
スマホ対応のグローブは世の中にたくさんあれど、意外と操作しにくく結局はグローブを脱いでしまうという経験はありませんか？私はツーリング中に地図を確認する際や、確認で何かを調べる際に信号待ちの短い間では操作性に欠けるグローブの操作にストレスを感じていました。

指出し穴があることでその問題は解決。直接触ることになるので、いつも通りスムーズなダイレクト操作が可能です。また、バックポケットの中に収納していた財布や補給食などを取り出す際にも指出しが非常に有効。

グローブをしたままだと取り出しにくいポケットの中身も、指が自由になることで簡単に取り出すことができるようになります。指だけ出してサッと用を済ませて指をしまうので、いちいちグローブを脱ぎ着する煩わしさはありません。

仮に信号が変わり急いで発信しようとそのまま走り出してしまっても、冷える箇所は最小限。手の全体を冷やすことなく、快適ライドが続きます。

２．着脱のしやすい開口部の設計
冬用グローブは暖かさを最重要視する場合も多く、手首部分をがっちりガードしているものが多いです。ただ、そういったグローブの場合は手首部分が面ファスナーできっちり締める仕様になっていることが多く、長袖ウェアと擦れてしまったり、締めることによって手を曲げたときにあたっていたくなってしまうこともしばしば。

仮に面ファスナーでないモデルでも、割と入り口がタイトになっており脱ぎ着の際に手を入れにくかったりしませんか。スマホ操作は指出し穴で解決しているとはいえ、何かと着脱の機会が多い冬グローブにおいて着脱時の煩わしさはストレスです。

これに対してこちらのモデルでは手首部分の素材をゆったりと柔らかい素材にすることでスムーズに、ストレス少なく装着することができます。

上記の通り、冬のグローブによくあるストレスの解消を目指した仕様になっています。もちろん当然冬グローブとしての基本性能も優秀です。

・ふんわり裏起毛素材で暖かい。
　（個人差はありますが、私は最高気温5-10度程度であればこれで十分です）
・ゆったりフィットなので、インナーグローブなどとの併用もしやすい。
　（私はこれで0-5度でも問題ありません）
・ゆったりフィットながら、分厚くはないので普段使いやサイクリングには十分な操作性がある
・手の甲側は撥水性も高い防風素材
・手のひら側の可動部にはスリットが入っており握る動作がしやすい
・程よく滑り止めのパッドが入っておりハンドルを握りやすく、衝撃も吸収
・親指と人差し指の間の水かき部分にもパッドが入っていることで、指が痛くなりにくい

自社製品に対して自画自賛ですが、正直これはいい出来だと自負しております。

シビアな操作性「だけ」は気になる方もいると思いますが、そうでなければ非常に使い勝手がいいグローブ。私もレース以外ではこれを愛用。是非とも多くの皆さんにお使いいただきたい、そういうグローブです。