リアチャイルドシートを安全にご使用いただくために

JIS規格が一部改正されました。(平成22年5月改正)

改正によりクラス18(最大積載量18kg)以下の表記のキャリアには、リアチャイルドシートが取付できなくなりました。
リアチャイルドシートは、クラス25(最大積載量25kg)以上のキャリアと、クラス25に対応した自転車に取り付けてください。

※クラス25に対応していない自転車に、クラス25以上のキャリアを取り付けても、チャイルドシートを取り付けることはできません。

チャイルドシート取付可否表

取付可 自転車クラス25以上・キャリアクラス25以上
取付不可 自転車クラス25以上・キャリアクラス18以下
自転車クラス18以下・キャリアクラス18以下

チャイルドシートを 『安全安心』 にお使いいただくために

鉄製の自転車用後席幼児座席(リヤチャイルドシート)の足乗せが破損し、お子様が怪我をなさる事故が発生しています。
事故原因については、足乗せを踏み台にして乗り降りする事を繰り返したり、自転車の転倒が度重なったり、足乗せ部の取り付け方が誤っている事などが考えられます。
つきましては、下記の注意点をお守り頂き、ご使用下さいますよう、お願い致します。
なお、傷や変型などの異常が認められる場合や、ご不安、ご不明な点がある場合は、ご使用を中止して頂き、幼児座席をお買い上げ頂いた販売店にご相談ください。お客様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
店頭に自転車をお持ち込み頂いた場合のみとなります。出張点検などはおこなっておりません。

後席用幼児座席をご使用になる際の注意点

  1. 後席用幼児座席の足乗せは、座ったお子様の足が安定するように足をおくためのものです。下図の様に、お子様が足乗せをステップ(踏み台)としてご使用されたり、足乗せの上に立ちあがったりすると、想定以上の力が加わり足乗せが破損したりバランスを崩して転倒するおそれがありますので、おやめください。
  2. 自転車が転倒すると後席用幼児座席の足乗せなどの線材(枠)が変形したり、傷や亀裂(クラック)が入り破損したりすることがあります。また、変形を元に戻すと線材(枠)の亀裂(クラック)が大きくなることがあります。ご使用前には、後席用幼児座席およびリヤキャリアが自転車に固定され、破損や変形、傷などがないことを確認してください。破損や変形、傷など異常がある場合は、ご使用を中止し幼児座席をお買い上げ頂いた販売店にご相談ください。なお、足乗せなどの交換の場合、交換までに日数を要する場合があります。
    <後席用幼児座席 足乗せ部の点検ポイント>
    例:後席用幼児座席の足乗せ部線材(枠)の傷付きや変形
  3. 後席用幼児座席の足乗せ板組付け方法について
    後席用幼児座席の一部モデルでは、足乗せ板を誤って組付ける可能性があります
    (下図赤点線部を参照ください)。
    足乗せ板の組付け位置が誤っているときは、幼児座席をお買い上げ頂いた販売店で足乗せの線材(枠)の傷や 亀裂(クラック)、変形がないことをご確認の上、正しく組付けなおしてご使用ください。
    なお、足乗せなどの交換の場合、交換までに日数を要する場合があります。
    <後席用幼児座席 足乗せ板組付け方法点検ポイント>
  4. お子様には、必ずヘルメットの着用をお願いします。(道路交通法で着用努力義務があります。)
  5. 後席用幼児座席を取付けて、お子様を乗せてご使用されると、自転車はふらつきやすくなり、ブレーキの制動距離も長くなります。安全な場所で練習してからご使用ください。
  6. お子様の乗せ降ろしの際は、自転車が転倒するおそれがありますので、平坦な場所に自転車を止めて、両立スタンドをロックし、ハンドルが回らないように注意をした上で、お子様を抱いて乗せ降ろししてください。また、短時間であっても、お子様を乗せたまま自転車から離れないでください。
  7. 自転車と後席用幼児座席の説明書を良くお読み頂いた上で、ご使用ください。
  8. 2010年5月にJIS規格が改正されました。「後席用幼児座席を装着するリヤキャリアと自転車について」の改正ポイントをご覧ください。

後席用幼児座席を装着するリヤキャリアと自転車について

<各部の名称>

  1. 後席用幼児座席をご使用される場合、ドレスガードおよび両立スタンドを装備した自転車をご使用ください。
  2. 後席用幼児座席を取付けるリヤキャリアについて
    (1)2010年5月にJIS規格が改正され、後席用幼児座席を取付けできるのは、最大積載重量 (質量)が25kg以上のリヤキャリアを装備している自転車に限られます。リヤキャリアに「MAX25kg」や「MAX27kg」などの表示がありますので、ご確認ください。
    (2)例えば、「MAX18kg」と表示があるリヤキャリアを装備している自転車には、後席用幼児座席は装着できません。
    (3)サイクルベースあさひの自転車は、リヤキャリアが標準装備されている自転車はフレームとリヤキャリアに、リヤキャリヤが標準装備されていない自転車はフレームに、それぞれ下表の通り、後席用幼児座席取付けの可否マークを貼付けていますのでご確認ください。

    <後席用幼児座席装着可否マークの例>

※上記はブリヂストンの例です。メーカーによりマークのデザイン・貼り付け場所は異なります